ウォルト・ディズニーの言葉を紹介します。
「笑い声は 時代を超え 想像力は 年を取らない。そして 夢は永遠のものだ」
みなさんもこれからの人生においてきっと様々な夢をもつことでしょう。ディズニーは自分の夢である笑いの溢れる世界をアニメーションの中に求め、見事にそれを花開かせたと言っていいでしょう。そしてその思いは現代まで脈々と受け継がれています。夢をもつこと、それは人にとって とても大切なことだとわたしは思います。ただ、夢をもつことは自由ですが、もっているだけでは夢はかないません。ディズニー自身も多くの困難を乗り越え、決してあきらめず、常に自分の想像力を信じたからこそ成し遂げられた業績であり、このような言葉に表現できたのではないでしょうか。
1955年、カリフォルニア州アナハイムに世界初のディズニーランドがオープンしました。パークの完成を心待ちにしていた人々は、ウォルト・ディズニーが築き上げたものを見たいとパークに押し寄せました。そのとき、彼は「ディズニーランドは永遠に完成しない。この世界に想像力が残っている限り、成長し続ける」と語っています。人々に何度も来てもらい、愛され続けるには、常に新しい夢とアイディアでパークを改良し続けていく必要があることに彼は気づいていたのでしょう。そしてその言葉通り、ディズニーランドは現在も、斬新で新しい発想と創造力で成長し続け、世界中の人々を驚かせています。また彼はディズニーランド開設前に「いつでも掃除が行き届いていて、おいしいものが食べられる。そんな夢の世界を作りたい」と語っていたそうです。これは現在のディズニーランドの土台となっている大事な思想であり、今もパーク内に息づいています。他のテーマパークでは何の変哲も無く行われている地面の掃除や食事の提供も、ディズニーランド内ではまるで1つのショーであるかのように行われているのは、そこに原点があるのでしょう。
夢に一歩ずつ近づいていくこと、そのためのエネルギーは様々です。その中において、皆を幸せにできるのは『笑』ではないでしょうか。誰もが成長していく過程には、苦しかったり、辛かったりすることもあると思います。そんな時こそ笑顔を忘れず、笑うことで人はきっとポジティブな思いをもつことができると信じています。ドーハ日本人学校の子どもたちは、この4月にそれぞれ進級、進学します。新たなステージでも笑顔で、それぞれが夢に向かって成長していってくれることを心から願っています。
保護者の皆様、この1年間、多くの場面でのご支援、ご協力、本当にありがとうございました。2024年度も本校が子どもたちと共に大きく成長できますよう、職員一同努力してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。
令和6年3月11日
ドーハ日本人学校
校長 橋本 匠司
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